フランスアンティークのペルピニャンガーネットのクラスターピアスです。時代は１８８０年頃です。

ペルピニャンガーネットは南仏で17世紀以降に産出されていたガーネットで、1920年に枯渇したためアンティークジュエリーでしか入手出来ない美しいガーネットです。
透明性にすぐれ、石の裏側にセットされた箔によって内側から発光するような独特の輝きがあります。

こちらは珍しいクラスタータイプのピアスです。ペルピニャンガーネットのクラスタータイプは何れかの石が煌めきを失っていることが多いのですが、こちらのピアスはすべての石が煌めきを失っていない状態です。

センターストーンは片方がパープリッシュレッドで、もう片方はラズベリーレッドです。周りの石もパープリッシュレッド、少しオレンジの入ったレッドやラズベリーレッドのお色でペルピニャンガーネットの多彩なお色が楽しめると思います。

耳たぶの後ろから針を通して前で留めるドルムーズと言われるタイプです。こちらのタイプは慣れるまではコツがいりますが、装着すると美しくピアスが耳たぶに収まります。


地金　１８金イエローゴールド　

全長　２０．５mm

クラスターサイズ　１４mm

センターストーンのサイズ　５mm

サイドストーンのサイズ　４mm

刻印　片方のピアスに刻印の痕跡がありますが、判別不能です。フランスで１８金を確認済みです。


パープリッシュレッドのセンターストーンに小さな欠けがあります。肉眼では殆どわかりません。さらにそちらのピアスのフックの付け根部分に補修の跡がございます。
裏面に少し凹みが見られますが全体的に１００年以上を経たアンティークのペルピニャンガーネットのジュエリーとしてはよい状態だと思います。

また、不思議なことにピアスのキャッチ部分が右と左で違う形になっています。どちらも問題なくご使用になられますが、ご承知おきください。

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